Kosmon-Lab知識戦略
— 公開知識と秘伝知識の二層構造 —
1 問題意識
現在検討しているシャーラム社会の実装において、
最大の課題は
営利活動と非営利活動という相反する活動をどのように共存させるか
という点である。
シャーラム社会は交換経済を基盤とする理想共同体であるが、
現代社会においては
- 医療
- 技術
- 工業製品
- インフラ
など、共同体内部では生産できない資源が多数存在する。
そのため、外部経済との接続が不可欠となる。
この問題を解決するため、現在次の構造を検討している。
2 仮説
Kosmon-Labを営利組織として定義する
現在、自分の構想では
Kosmon-Labを営利組織として位置づける
ことを考えている。
Kosmon-Labの役割は
- 外部経済との接続
- 外貨獲得
- 知識ビジネス
である。
その中核ビジネスは
TLA(三層構造解析)フレームワーク
であると考えている。
3 フレームワークの問題
しかし、フレームワークには一つの問題がある。
模倣されやすい
という点である。
歴史上、多くの分析フレームワーク
- SWOT
- 5 Forces
- PDCA
などはすべて模倣され、広く普及している。
つまり
フレームワークそのものは競争優位になりにくい
と考えられる。
4 知識戦略
公開知識と秘伝知識
この問題を解決するため、知識を次の二層構造で整理することを考えている。
公開知識
外部に公開する領域
例
- TLA理論
- 文明OS研究
- 構造分析事例
- 思想的インサイト
これは
学術・研究領域
に相当する。
秘伝知識
内部資産として保持する領域
例
- AIによる経営戦略の実装方法
- 実戦的な戦略ノウハウ
- 勝利の方程式
- 組織戦術
これらは
Kosmon-Labのコアノウハウ
として保持する。
5 知識構造モデル
この知識構造は次のように整理できる。
公開知識
(思想・研究)
フレームワーク
(TLA)
秘伝知識
(実戦ノウハウ)
つまり
公開研究 + 非公開ノウハウ
の構造である。
6 歴史的類似モデル
この構造は歴史上すでに存在している。
ギルド
公開
- 技術体系
非公開
- 秘伝技術
武術流派
公開
- 型
- 理論
非公開
- 奥義
- 戦術
企業
公開
- ブランド
- ビジョン
非公開
- 経営ノウハウ
- 戦略
7 Kosmon-Labの役割
Kosmon-Labは
研究所型組織
として機能する可能性がある。
構造としては
思想研究
↓
フレームワーク
↓
社会実装
という構造である。
8 シャーラム構想との関係
Kosmon-Labは
シャーラム社会の外貨獲得機関
として機能する可能性がある。
構造としては
Kosmon-Lab(営利)
↓
寄付
↓
NPO共同体(教育・精神)
という循環構造である。
9 考察
フレームワークそのものは模倣される可能性が高い。
しかし
実戦ノウハウ
は模倣されにくい。
したがって
- 理論は公開
- 実践は内部資産
という知識戦略が有効である可能性がある。
所感
Kosmon-Labは
- 研究機関
- 知識ビジネス
- 社会実装
の三つの機能を持つ組織として設計できる可能性がある。
この知識戦略は、シャーラム社会を支える
文明OSの知識基盤
として機能する可能性がある。